子どもが食べ終わった食器を自分で洗い場まで下げてくれました。
あなたは、何と声をかけますか?
「エライね!」「お利口だね!」と声をかけていませんか?
褒め言葉ではありますが、子どもはどうとらえているのでしょうか?
「条件付きの愛」をやめる
「部屋を散らかさないでお利口だね」
「ご飯をこぼさないで食べてエライね」
何気なく口にしている誉め言葉。
でも、これは「部屋を散らかしているのは悪い子」
「ご飯をこぼす子は偉くない子」といってるのと同じことなのです。
おかしな考え方に聞こえるかも知れませんが、子どもは敏感です。
お母さんはそこまで思っていなくても、そう感じてしまうのです。
「ある地点に到着しなくては意味がない」と条件を付けていると、
「親の喜ぶことをしよう」と顔色を伺うようになります。
反発しない穏やかな性格の子どもは、「まだ片づけないで
遊んでいたい」という気持ちを抑えて、親の言いなりにコントロールされます。
「~したからエラい」とほめること自体が悪いわけではありませんが
「状況を喜ぶ」のがベターです。
「誉める」のではなく「認める」という意識で接しましょう。
◎「部屋が散らかっていないからいつも綺麗で気持ちいいね!ありがとね!」
◎「ご飯をこぼさないで食べたから、今日は床の雑巾がけをしなくて済むわ!
後片付けが楽になって助かる!」
あなたの行動で私は助かったと、感謝の言葉をかければいいのです。
すると自分が家族の一員だということが自覚できます。
そして「自分がした行動が人の役に立った」経験は、子どもを自立させます。
「過程を認めて、感謝しましょう!!」
まとめ
子どもから「〇〇が出来たー!」と言われると「すごいね!」「よく頑張ったね!」
と声掛けをしがちですが、「〇〇が出来たんだね」とオウム返しで返事するだけで
子どもは、話を聞いてくれてると思う安心感で満たされます。
誉めなくていいのかな?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
ぜひ一度、過程を認める声掛け、感謝の言葉をかけてあげてください。
きっといい変化が見られます。
コメント