大阪府吹田市にある少年野球チーム「山田西リトルウルフ」にいらっしゃる「おばちゃん」こと棚原安子さん、82歳(2022年11月現在)をご存じでしょうか?
最近では、2022年09月16日のオリックスVS日本ハムの始球式を野球で地元に貢献し、大阪を元気にしている功績から大役を任された方です。指導者歴50年、教え子にT-岡田さんを教えたこともあるそうです。では、そんな「おばちゃん」が指導している「山田西リトルウルフ」の少年野球チームについて調べてみたいと思います。
「山田西リトルウルフ」ってどんなチーム?
山田西リトルウルフは、大阪府吹田市に1972年に夫とともにチームを立ち上げ、創立50年(2022年現在)になるチームです。これまでに指導して少年野球の子ども達は1200人を超え、その中にはプロ野球選手のT-岡田選手もいらっしゃるそうです。指導方針に「野球を通して、世の中で働ける子どもの育成」を掲げ、子どもや保護者が直面する野球以外の悩みも解決に導いてくれます。厚い信頼が寄せられ、現在も140人を超える選手が所属しているようです。
部員募集は、82歳の「おばちゃん」こと棚原康子さんが道端を歩いてる子ども達にビラを配って勧誘するそうです。
ここまで聞くと、82歳の「おばちゃん」がいる、部員が多い野球チームのように感じられますが、私がこのチームに魅力を感じたのはここからです!!
野球を通じて子ども達の自立を目指す!
「野球を通じて子ども達の自立を目指す!」この言葉通り、
子ども達は、自分のことは自分でやる習慣が根付くようになります。
1. 練習時間の確認は、小学生に自ら電話をさせて確認する
分からない事は、つい親が先生に連絡して確認をとりますが、
このチームは連絡網を作ってないそうです。
低学年のお子さんは、全部土日の予定を「おばちゃん」に電話連絡して
確認するようになっているそうです。
電話のかけ方の練習だそうで、これを訓練してあげれば、社会に出た時に戸惑わないだろうという考えから、全部子ども達に電話をかけさせるようにしているそうです。
そうすることによって、電話をかける力、聞き取る力を身につける事が出来るんじゃないでしょうか?
昔は、固定電話が定着してた事もあり、親から「電話でてー!」と言われて多少電話対応したことはありました。
始めて電話に出た時は、こうやってしゃべるのよと習った紙を握りしめて、カミカミで喋った事を今でも覚えています。
今は、携帯電話の普及により、固定電話がある家の方が少ないように感じます。用事がある人に直接電話がかかってくるため、子どもが電話に出たり、かけたりする回数は大幅に少なくなっているように感じ、このシステムに関心してしまいました。
2. 自分で飲むお茶は、自分で準備する
スポーツ競技のクラブに所属すると、親御さんが気になるのは、お茶当番ではないでしょうか?
保護者の方で順番にお茶当番の日が割り振られ、お茶の準備をして持たせてました。ただ、このチームは違います。
自分の飲む分のお茶は子ども達が自分で準備させるのです。
そして、お茶当番はないそうです。親御さんに負担をかけない、子ども達は自立する。両方にとってとてもプラスになってるのではないでしょうか!
3. ユニホームは自分で洗う
野球部と言えば、真っ白なユニホームが泥まみれで真っ茶色になり、洗濯機だけでは落ちず、洗濯板でゴシゴシこすってから洗濯機に投入していました。
これもなかなか親御さんの負担です。
ただ、このチームでは、ユニホームは自分で洗う事という決まりがあるようで、子ども達は自分のユニホームは自分で洗うそうです。
月謝はいくら?
ここまで聞くと、だんだん習わせたくなってきませんでしたか?
そうなってくると気になるのは月謝はいくらなのか?という事です。
山田西リトルウルフのホームページを確認しましたが、月謝に関する記載はありませんでした。
ただ、調べてみると部費は学年によって違うという事と高くても2000円ぐらいだという事が分かりました!
なぜそんなに安いのか???
それは、子ども達が月に1回行う新聞回収!
これで得る収入で、年間約200万円の活動費の3分の1をまかない、家庭が払う月謝を低く抑えているそうです。
子ども達が、社会の貢献活動をすることによって地域の方々とのふれあい、色々なことを学ぶ機会になるし、親御さんにとってはお金の負担が減り、とてもうれしい限りです。
※月謝は山田西リトルウルフの公式に記載されている金額ではないため、必ずチームに確認お願い致します。
練習日時は?
山田西リトルウルフのホームページを確認すると、練習日は土日祝が練習日のようですが、時間の記載はありませんでした。
部員が多い為、学年別に場所や時間が違うようで、正式に時間の記載がないのかもしれません。そのため、子ども達が「おばちゃん」に連絡して時間と場所を確認するようになっているのだと推測されます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「山田西リトルウルフ」に入部することによって、「子ども達の自立を目指し、社会に出た時に困らない子ども」に育つようになるのではないかと思えるし、とにかく「おばちゃん」の子ども達に対する愛情にとても魅力を感じました。月謝に関しても、正式な情報ではないものの、安くこれなら入部したいと思えました。
お近くにお住いの方は、是非入部を検討されてみてはいかがでしょうか?
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